日本に帰国して一人暮らしを始めてからすぐ。水道につける浄水器のセールスがうちに来た。いつも思うのだが、誰がどこどこにいつ入居したという情報は、どこから仕入れるのだろうか。例えば誰かがひったくりなどの犯罪を犯してしまい、それが逮捕されニュースになる。この逮捕されてからマスコミに連絡をするパイプ役は誰なのか(警察しかいない気が)、それもいつも疑問に思う。
そのセールスの方はうちに上がりこんだかと思えば、人の家の水道からおもむろに水をコップに少量取り、カバンの中から出した何やら怪しげな溶液をその中に数滴落とした。化学変化をしてみるみるうちに染まっていく我が家の水。どうやら「ここの水はこんなに汚れているからうちの浄水器を買いなさい!」という事らしい。
結局、浄水器を購入しなかった私は、自分の家の水が汚染済みという称号をもらっただけになり、それ以降飲む気もなくなり、飲み水はミネラルウォーターを購入していた。これって浄水器を買った方が安かったのでは…。
そんなわけで今日は浄水器のお話。
①水道水を飲まない人の割合と理由
②日本と海外の水の違い
③コストコ事件
①水道水を飲まない人の割合と理由
これはもちろん、地方に住んでいる人よりも都心部に住んでいる人の方が割合は高くなる。
私自身、水道水をもう10年以上は飲んでいないと思う。
実際に日本全体で「水道水をそのまま飲む」という人は全体のわずか20%ほど。
つまり5人中4人は
・浄水器やフィルターを通して飲む
・ミネラルウォーターやウォーターサーバーからの水を飲む
人なのだ。
しかし北海道の人は約半分の人が「水道水もおいしい」と思っており、関東でそう思っている人は25%ほどです。
水道水を飲まない人の理由としては
・ニオイが気になる
・安全面から何となく
・ミネラルウォーターの方がうまい
というものが上位陣だ。
②日本と海外の水の違い
実は水道水、いろいろ入ってる。
水道水にも、ミネラルウォーターや天然水と同じようにナトリウム、カリウム、カルシウムなどの「ミネラル成分」は含まれており、私たちの健康に欠かせない栄養素が豊富に含まれている。
しかし殺菌のための微量の塩素も入っており、この為に金魚やメダカなどを水道水に入れてしまうと死んでしまう。メダカは死んでしまうのに人体には影響がないんだとか。(^^;)
塩素はアレルギー性皮膚炎や呼吸器の粘膜などにとってはよくない。
また、塩素は水中のアンモニアと反応してカルキ臭を生み出し、これが水の「まずさ」へとつながる。
ちなみにアメリカの水道水の中には多くの地域でフッ素が入っている。
理由は「虫歯予防」。そういえば日本でも歯磨き粉に「フッ素配合」とよく書いてあるが、必ずしも人体に良いというわけではない。
事実、アメリカの科学者達はミネラルウォーターを持参しており、レストランなどでも出された水は飲まないという。
あくまで1つのデータだが、フッ化物(フッ素を含む化合物)が多い環境で育った子供たちは、 少ない環境の子供たちにくらべると、遥かにIQ指数が低いことが研究で分かっている。
また、フッ素は母親の胎盤を通ることができるため、胎児の脳発達に大きなダメージを与える可能性も否めないのだとか。
そしてやっかいな事に、フッ素は煮沸しても凍らせても除去はできないのだ。
アジアの国々の中でWHOのガイドラインにきちんと沿っており、水道水が安全に飲めるのは、実は日本とアラブ首長国連邦だけという事実はあまり知られていない。
③コストコ事件
コストコで販売されている格安のボトルに入っている水が実は水道水だったという報道はまだ記憶に新しい。
500mlx40本で1000円弱で販売されている。
そりゃただの水道水ですからね。
Purified waterの文字に要注意です。
さらに表示を見ると、ミネラルを加えている旨も。(塩化カルシウムと炭酸水素ナトリウムを添加。
完全に天然のものではないですね。
人体の60-70%は水(水分)でできている。
水は良いものを体に取り入れたいものだ。