アメリカ田舎の郵便局で起きた小さな事件

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米国アイダホ州の田舎町に住んでいた時、郵便局に行って驚いた事がある。

それは家賃を支払いする為に、まとまったお金が必要になった時のこと。日本から持ってきたマニオーダー(国際為替)を現金に変えに行った。金額にして10万ちょっとだったと記憶している。すると局員は突然困った顔をして「10万円なんて大金、あるわけないでしょ。」と逆ギレしているではないか。結果、換金はできずに銀行に行くはめになった。

ユタ州の郵便局に5万円分のマニオーダーを持っていった時にも不思議な事が起きた。「5万円」という額面を見て一瞬、渋い顔をする局員。すると何といろんな引き出しから、しまいには自分のポケットまでお金を必死にかき集めているではないか。出されたお金はお札はほとんどヨレヨレ。大量に小銭がまじった状態で渡された。お金を必死に数人でかき集めていた局員達の姿は公務員どころではなく、どちらかというと突然、新聞の集金に来られて慌てている主婦のようだった。

ちなみにアメリカでは多くの州で銀行員や郵便局員は日本のような「公務員」システムではなく、何とアルバイトの学生でも働く事ができる。だからお札が数枚重なって多めに渡された、とか20万円足りなかった、という事もかなりある。

極めつけはやはりアイダホで起こった(怒った)ある事件である。郵便局が開いたのと同時に、マニオーダーを持って行った時の事だ。1万円くらいの金額だったので今度は大丈夫だろうと思った。マニーオーダーを出すと窓口のおばさんはフウと1つため息をつき、「ねえ、君、常識で考えてごらんよ。開いてから10分もたってないのに1万円もある訳ないでしょ。2、3時間したらまたおいで。」と言うではないか。恐るべし!アメリカの郵便局!もしかして毎日ゼロ円から始めているのか!?常識がないのはどっち・・?

強盗のみなさん、間違えても入らない方がいいです。苦労して入っても得るものないです。

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