節分と恵方巻 由来と便乗商品

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2月のイベントといえば節分。そして今では恵方巻もかなり定着した。

ある街頭調査アンケートによれば、節分には豆まきをするよりも恵方巻を食べる人の方が多くなっているという。まあ確かに豆まきは子供がいないとなかなかやらないだろうし、片づけも多少、めんどくさい。

恵方巻はその年の方角(2016年は南南東)を向いて太巻きを食べるというシンプルなものだ。

ちなみに向こう10年の方角は以下の通り。

2016年(平成28年)  南南東
2017年(平成29年)  北北西
2018年(平成30年)  南南東
2019年(平成31年)  東北東
2020年(平成32年)  西南西
2021年(平成33年)  南南東
2022年(平成34年)  北北西
2023年(平成35年)  南南東
2024年(平成36年)  東北東
2025年(平成37年)  西南西
2026年(平成38年)  南南東

しかしそれぞれのイベントの由来などはまだ豆まきの方に軍配が上がる。

今回は由来から便乗ビジネスまでいろいろなお話を。

1.豆まきと恵方巻の由来

2.便乗(?)ビジネス


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1.豆まきと恵方巻の由来

節分の豆まきは元々中国の方から伝わったのだとか。

鬼を退治する時に持っていた豆を投げつけたところ、それが鬼の目にあたり「魔の目=まめ」退治することができたので「魔目→魔滅(まめ)」という流れになり、鬼(=悪いもの)を追い出して福を呼び込む為に豆をまくようになったそうです。

まあ、まく時にも

「鬼は外~!福は内~!」

と言いますので、これほどわかりやすい行動もあまりないかなと。(^^;)

一方、恵方巻は由来となる説は様々。

七福神を7種の具材に見立てて(この時点でどうなのかとも思うが)、福を巻き込む(=巻き寿司)という説が有力。

ただ、目を閉じながら食べると良いという話があれば、笑顔で召しあがった方が福が多いとすることもあるのだとか。

ちなみに「恵方」というのはその年の神様がいる方角のこと。

なのでそちらを見て幸福を願うという意味。

文字通りの「神頼み」。

しかしそんな慣習もビジネスチャンスを虎視眈々と狙う企業によってイベントへと変わっていく。


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2.便乗(?)ビジネス

最近は恵方巻にビジネスを見出し、便乗ビジネスもかなり加速している。

海鮮恵方巻もそうなのだが、もはや由来など完全無視の商品も多い。

有名ところでは「恵方巻ロールケーキ」。

ケンタッキーフライドチキンでは「恵方巻ツイスター」などもはや円柱形であれば何でもよしの気配。

さらには恵方巻ポッキーやプリッツ、コロン、ワッフルなど円柱形でなくてもよしの気配も。

暴走は止まらず、5月には「春の恵方巻」、8月には「夏の恵方巻」、11月には「秋の恵方巻」まで発売するケースも増えてきた。

そのうち、魚屋のビジネスで「恵方ちくわ」とか販売されるだろう。

恵方の方角を向きながらちくわの穴をのぞくと幸せになるとか、そんな理由で。(^^;)

もはや、なんでもありですね。

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