血液型をほぼ全員が知っているのは日本だけ?

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レバー…私が唯一食べられないものだ。

絶対に無理。

「レバーを食べるか、それとも崖から飛び降りるか」という選択肢があるとしたら、ためらう事なく崖からジャンプするだろう。

むしろそっちの方が助かる可能性高いのでは、と思う。

レバーは鉄分が豊富なので食べると血が増える。憎いほど嫌いだが、栄養学的には奴は優等生。うーむ。

そして今日はレバー・・・ではなくて血のお話。私がアメリカの大学で医学を勉強していた時の話。

授業の中で「自分の血液型を調べる」という課題があった。

そんなの調べなくても知っている。私の血液型はRh+Oだ。

しかし、実はアメリカでは大半の人が自分の血液型を知らない。

何度か友人に聞いてみたがほとんどみんな知らなかった。逆になんで知ってるの?とよく聞かれたくらいだ。

一番仲の良いルームメイトに血液型を聞いた時、彼は「私は多分AかB。Oかも知れないけれど」とほぼ全種類を言っていたので、彼は緊急輸血の際、人生を運に任せる事になるのかもしれない。

私は血を見るのが嫌いだ。

しかし、そんな中、授業で先生が「はい、じゃあ2人ずつ組みになってお互い指を刺して血をだして。」と、とんでもない事をテキパキと指示しはじめた。

そしてペンサイズの筒のようなものを配っていく。

その筒はついているボタンを押すと針が飛び出して指を刺してくれるという代物だったのだ。

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どちらかが刺す方になり、どちらかが血液を提供するわけだ。

何が何でも刺されたくない私はジャンケンをして何とか勝った。

が、当然、刺されない側は刺す側になる訳で、実はこっちの方がつらいと気がついた時は遅かった。

友人を刺すくらいなら自分を刺す方がどれだけラクか。

あらかじめ何度もあやまった後、ついに筒のボタンを押した。

しかし押すときに多少ためらってしまい中途半端に針が飛び出し、中途半端に出血して中途半端に苦しむ友人。

しかも結果はやり直し。

同じ失敗は許されない。

今度はためらわずに会心の一撃が決まった。すると今度は必要以上にグサッと深く入ってしまい、2~3滴のみの血が必要な授業で流血する友人。

幸いすぐに止血し授業も無事に終わったが、私達の友情もなんとなく終わった気がした。

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